ご挨拶
第42回日本体外循環技術医学会大会のご案内
大会長 安野 誠
(群馬県立心臓血管センター)
このたび、第42回日本体外循環技術医学会大会を2016年10月22日(土)〜23日(日)に東京都江戸川区タワーホール船堀で開催いたします。
本大会のメインテーマは「体外循環の質」と掲げました。また「安全と愉しさ」というサブテーマを加えることといたしました。
我々が行うことが出来る具体的な社会貢献は『確実な体外循環技術の提供』です。そしてこの社会 貢献から、患者さまの生活の質を向上させる手助けが行えると考えます。本大会では、『体外循環の質を向上させながら、確実な体外循環を実施する』ための『仕掛け(きっかけ)』を提供し、その中から新たな『仕組み(ルール、方法など)』が生まれる大会を開催したいと考えております。そして、サブタイトルに掲げた「安全」とは体外循環を行う者にとって必須であり、私にとっても長年取り組んだテーマです。会員の皆様からの、安野なら「“安全”がテーマだろう」という期待に応えたいと思います。「愉しさ」とは、患者さまから思わずこぼれる微笑みを想像します。その期待に応えられるよう、我々は体外循環の質の向上に取り組んでまいります。本大会では、演者は誇りを、聴講者は敬意を持って互いの考えを交換することで、今後さらなる質の向上に繋がることを期待しています。
今回の大会運営方針として、華美ではなく身の丈にあった開催とすることと、これからの学会活動を担う皆様への橋渡しを行うことを掲げました。方針に従い会場は公的施設を利用します。反面、利用料金が安価な分、制約も多く融通の利かない点があることも事実です。そのマイナス部分は、学会学術委員会をはじめとする各員会の協力と、関東甲信越地方会の大会開催委員の企画力で十分にカバーできると考えております。開催に向け携わる者が一丸となり、会員に興味を持っていただけるような企画を設け、大会の成功と学会の発展に寄与できますよう誠心誠意努力する所存でございます。
会員皆様の多数のご参加と演題をお待ちしております。2016年10月は東京でお会いしましょう。